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Google、新機能 ”AI Mode” を実験導入 検索体験がさらに進化

  • 執筆者の写真: NKimetenai
    NKimetenai
  • 3月6日
  • 読了時間: 2分

3月6日、Googleは検索機能に新たな実験的機能として "AI Mode" を追加した。


現在、この機能は米国のGoogle One AI Premiumユーザー向けに、Google Labsを通じて提供されている。AI Modeは、Google検索結果画面の検索バー下にあるタブの一つとして表示され、選択すると検索クエリに対して推論を行い、従来の検索支援AIのように利用できる。


GoogleのAI Modeが提供するAI Overviewの検索結果
Google公式サイトのスクリーンショット

この機能は、GoogleのカスタムGemini 2.0とAI Overviewを統合したもので、マルチモーダルLLMとして利用可能、プロンプト入力も可能だ。

さらに、Google検索エンジンのKnowledge GraphをはじめとするGoogleの情報システムに直接統合されているため、高度な検索体験を提供すると期待される。


AI Overviewは、以前からGoogle検索結果に表示されていたAIによる概要表示機能であり、検索結果の要点をまとめ、最上部に表示するものだ。日本ではこのAI Overviewが”珍回答”を生成することが話題になることもあった。


(右)ずんだ餅をモチーフにした東北地方のマスコットキャラクター ずんだもん(本物)

(左)AI Overviewが幻覚で誤って回答したずんだもんの設定に基づいた ずんだ”どん”イメージイラスト


米国では、AI OverviewがGemini 2.0にアップグレードされ、コーディングや数学など高度な推論が求められる質問にも対応できるようになった。また、AI Modeの実験的リリースに伴い、AI Overviewはサインイン不要で利用可能となり、未成年の利用も解禁された。


Googleは、AI Modeがあくまで実験的な機能であることを強調しており、今後さらなるアップデートが期待される。

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