ChatGPTの新機能が続々登場 注目すべき「実用的機能」は?
- NKimetenai
- 1月4日
- 読了時間: 17分
更新日:3月4日
OpenAIがchatGPTの新機能について、なんと12日間発表を行ったわけですが、皆さんは内容を網羅できましたか?
日を増すごとに新機能が発表され、その後すぐに機能が追加されるものもありましたので、
発表期間は本当に毎日楽しみで仕方ありませんでした。
ということで、今回の発表内容の中から、私が実際に使ってみて面白いと思った機能・注目している機能をピックアップしてご紹介します。
ChatGPTを日常で使っている方や、これから使おうと思っている方に向けて、特に注目すべき内容をお届けします。
特に新機能の「Projects」は、勉強や日々のタスクに追われる方々がすぐに利便性を実感できる機能ですので、ぜひご注目いただきたい。
さらに、今後の可能性についても考察していますので、ぜひご覧ください。
「12Days of openAI」発表内容の概要
先ずは12日間でどんな内容が発表されたのかざっくり復習しましょう。
今回詳しくご紹介する機能は、分かりやすいように色を付けています。
Day 1: O1モデルとChatGPT Proモード
新モデルで速度と精度がアップ。お値段驚異の月額200$(3万円強)プロモードでは無制限利用が可能で、パワーユーザー向け。
Day 2: 強化学習ファインチューニング※専門企業・専門家向け
少ないデータで専門的なAIを作れる。医療や法律などの特化型モデルに活用。
Day 3: Sora(動画生成ツール)
テキストから動画を生成。リミックスやアニメーション作成も簡単にできる。
Day 4: Canvas(共同編集ツール)
ChatGPTと一緒に文章やコードを編集。執筆支援やリアルタイム実行が便利。
Day 5: Appleデバイスとの統合
SiriやMacでChatGPTがスムーズに使えるように。Apple製品ユーザーはさらに便利に。
Day 6: Advanced Voice Mode(音声モード強化)
音声で画面共有やビデオ対応が可能に。リアルタイムでのサポートに最適。
Day 7: Project機能
会話やファイルをプロジェクトごとに管理できる。個人タスクの整理に便利。
Day 8: 検索機能の進化
AI検索が無料に。地図やリアルタイム情報も取得可能で、外出先でも役立つ。
Day 9: 開発者向けAPIの強化
プログラミングやアプリ開発がもっと簡単に。個人利用者は直接影響少なめ。
Day 10: 電話とWhatsAppで利用可能に※米国限定
電話やWhatsApp*欧米版LINEのイメージでChatGPTが使えるように。日常の問い合わせに便利。
Day 11: デスクトップアプリの進化
Macで他のアプリとシームレスに連携。Notionやターミナルとの連携が魅力。Windowsは近日対応予定。
Day 12: O3とO3 Mini(新モデル発表)
より高性能で安全性もアップ。小型モデルはコストパフォーマンスが魅力。
12日間で多種多様な機能が新登場したわけですが、とりわけ初日に発表された「o1 Pro」は一気に注目を集めました。
Proモードのサブスクリプションは驚異の月額200$。一般ユーザー向けのPlusの10倍の価格です。全世界のギーク達がこぞってその真価を確かめていました。
中でも独創的だったのが、o1 Proに長編小説を執筆させるという試み。残念ながら結果は満足のいくものではなかったようですが、それだけ期待が寄せられていた事がわかります。


Day 3では以前から注目されていた動画生成AI「Sora」が一般公開。
余りの人気っぷりに一時新規ユーザーが使用できないというアクシデントも起きましたが、すぐに復旧。こちらはクリエイティブな目的での使用が目立つ印象でした。
その特徴は何といってもリアルな映像と多機能性。短い動画ならぱっと見生成動画とは気づかないような美麗な動画を生成できます。
機能に関しても、画像から動画を生成したり繋ぎ合わせたり、オブジェクトを置換するような機能など本当に多機能で、生成AIの進化を直接的に目の当たりにできました。
Day 5 Appleデバイスとの統合はAppleユーザーにとってまさに革命。
Appleの独自NPU「Neural Engine」に最適化され、OSとシームレスに連携することが可能となりました。
GPTに画面を共有して作業をアシストしてくれるなど、Windowsユーザーとしては嫉妬してしまうような内容でしたね。
この内容に関しては、後述の「Day 11 デスクトップアプリの進化」でも触れていますのでご覧ください。
他にもo1の後継モデルとなるo3の発表など、かなり目白押しな内容でした。
ですが、やはり重要になってくるのは「今使える」機能について。
ここからは私が実際に触れて便利に感じた機能や、その強み弱みについて解説していきます。
注目すべき「実用的新機能」
day4「Canvas」
canvasは事務書類作業の効率化に有効なツール
創造的な執筆や、細かい修正は苦手な印象
Canvas(キャンバス)は、ChatGPTと一緒にテキストやコードを編集できる共同編集ツールです。
執筆中の文章やプログラムをリアルタイムで修正・補完できるのが特徴で、特にクリエイターやプログラマーに便利。
Pythonコードの実行やエラー修正、AIを活用した執筆支援機能も搭載されています。
私も発表後すぐに記事作成ツールとして使い始めたのですが、初めの印象としてリサーチと執筆を同時にすることができて非常に快適でした。
リサーチ内容をすぐに文章に反映することができますし、GPTが自動的に推敲した文章を書いてくれるので、AI主導でコーディングや執筆を行うなら非常に便利だと思います。
ただ、現在私はあまり使っていません。「執筆向きではない」というのが私の感想です。
「Canvas」ー使って分かった強みー
GPTが執筆に直接介入できる
先ほどの通り、canvasではGPTが直接文章やコードに介入できます。
修正したい箇所を選択して、「ここをもっとわかりやすくして」と直接指示できますし、文章全体を一気に推敲することも可能です。

右下に様々なアクションボタンが用意されていて、文の長さ、読解レベル、なぜか絵文字をつける機能もあります。
もちろんGPTとのチャットも同時にできるので、書いている途中に「あれなんだっけな~」となったら左のチャットスペースで質問を投げましょう。
GPTは編集に積極的なので、「ここをこうしたい」とチャットで言えば、すぐ反映してくれます。私の印象ですが、本当にGPT主導で作成するように最適化されているようです。
心配な方がいると思いますが、変更内容は保存され戻すことも可能です。
GPTはドジっ子ですので、過剰に編集してしまったら右上の←を押せばOK。誤爆があっても大丈夫です。
「Canvas」ー執筆に向かない理由ー
発表直後から数日使ったのですが、現時点では弱点がかなり明白です。
特に、「自分主導で文章、コードを作成したい」「繊細な修正がしたい」という方はあまりお勧めできません。
GPTの介入が「余りにも積極的」
GPTに文章のアドバイスをもらうために文中を引用して質問したりすると、すぐ推敲します。
これがかなり厄介で、細かい修正などをGPTに丸投げしてしまうと、全文推敲されてしまうということが多々起きました。
チャット内で事前に指示を出したり、後述する「Project機能」の「指示」を使って制御しようとしたのですが、どんなに頑張っても無理でした。
なので細かいニュアンスを重視する文章や、一言一句にこだわりがある場合は選択肢から外れてしまいます。
テキストエディタとしての機能不足
これは主に執筆の問題点なのですが、文字色、文字サイズなどを編集することができません。
基本的な機能である「見出し」や「太文字」「斜体」などは編集することができますが、テキストエディタで行うような機能はついていません。
結構困るのは「下線」が引けないことや、「リスト」が使えないこと、「インデント」とかも使えません。
テキストエディタ+αツールだと思って使い始めると、結構ストレスがたまるかもしれません。
ただ前述した機能の一部はGPTに指示することで実現できます。
ですが気を付けないと内容まで改変されてしまうので注意です。
「テキストエディタで書いてctrl+Vすれば行けるか…!」とも思ったんですが、そうすると書式が反映されなくてぐっちゃぐちゃになっちゃうので本末転倒。(書式コピー機能は無い)「も”ぉぉぉぉ!」ってなりました。
データ管理が不明瞭
書いている内容はチャットに保存されるので消えることは無いんですが、新しいチャットで続きを書こうとすると問題が起きます。
canvasはチャットで呼び出さないと使えません。
この時に「前書いていた内容を見せて」みたいな感じで言うとGPTが前回の内容をcanvasに出してくれるのですが、GPTは全文推敲してしまいます。
なので別のチャットで記事の続きを書くことはほぼ不可能です。
作成データを自分で管理できればこういうことは起きないのですが、現時点ではチャットで呼び出すことしかできないので無理そうです。
Canvasは事務書類作成には強力
0~50を目指すツールとして非常に有用
50以降の修正はテキストエディタで行うのが吉
少しネガティブな印象が多くなってしまいましたが、これは私が「過剰に期待していた&使い方が少しずれている」からです。Canvasの本来の使い方は執筆より、事務書類やコーディングのフォーマット作りだと感じました。
特に事務的な資料のフォーマット作成にはチャットで行うより便利です。
GPTに指示をしてザーッと作ってもらい、「ここ直して」を繰り返して90%ぐらい作業を短縮できました。
最後に細かい修正をテキストエディタで行えば完成です。
前述の通り、AI主導で作業をするならかなり有用なツールです。
細かいニュアンスや修正が求められる作業はできませんが、事務書類なら0からでも「あとは軽い修正すれば完成!」ぐらいには圧倒的速度で持っていけます。
クリエイター向け(創造的という意味で)ツールというよりは、事務処理時短ツールですね。
私が舞い上がって使ってしまったのでそこを見落としていました。
現時点では結構癖のあるツールですが、使い方を覚えればかなり強力なツールになるでしょう!
day7 「Projects」
チャット履歴を整理し、タスク別にGPTを管理できる便利機能
「マイGPT」とは違うので注意
Projects機能は、ChatGPTの新しい管理ツールで、会話やファイルをプロジェクト単位で整理できるようにするものです。これにより、各プロジェクトごとに独立したAIアシスタントを設定したり、関連するファイルやデータを一箇所にまとめて管理することが可能になります。特にタスク管理や学習、クリエイティブな作業を効率化したいユーザーにとって便利な機能です。
追加された新機能の中で一番恩恵を感じている機能です。
今までは全てのチャットがごちゃ混ぜで履歴に残っていましたが、これのおかげでチャットのデータ管理が簡単になりました。
「Projects」ー効率化を一気に加速させる機能ー
チャット履歴の管理がしやすい
私が特に利用する方法としては、作成記事ごとのデータ管理です。
記事のリサーチデータを「専用Projects」にアップロードして、そこでリサーチ内容をGPTに整理してもらいます。
チャット履歴はProjectsごとに保存されるので、「昨日のチャット履歴どこだっけ…」みたいなことが起こりません。
野良チャットで話した内容をProjectに後から追加することもできるので、「このチャットは分けて保存しておきたいな」という時も便利。
また、Projectsは普段の「野良chat」とは独立しているので、「独立したパーソナライズ」ができます。つまりProjectsごとに違う言語を話させたり、回答方法を変えたりできるんです。
もちろん難しいコーディング作業はいりません。「指示」入力に「こういう風に回答してね」と打ち込めばOKです。
ただちょっとコツがいるみたいで、「マイGPT」のように複雑な設定は難しいみたいです。簡潔で単純な指示を心がけたほうがよさそうです。

専門性の高い独立したGPTを作れる
前述の通り、Projectsには独立したデータをアップロードできます。
私は記事のリサーチ内容をまとめてアップロードして、GPTを簡易辞書として使っていますが、使い方は無限大だと思います。
例えば大学生だったら、授業のレジュメをまとめてアップロードして、GPTに質問しながら復習できます。
「レジュメを読んでもわからない」なんて時も、データをアップロードしたProjoctsでGPTに質問すれば「それはこういうことで~」と回答してくれます。
更にこれはハルシネーション対策にも利用できます。
GPTにはwebブラウザ機能がありますが、依然として問題なのがハルシネーション。
膨大なネットの情報を読み込むことで、GPTが誤った情報を回答してしまう現象です。
AIには全知全能を期待してしまいがちですが、正確な情報を求めると高確率で「幻覚」が現れます。特に具体的な数字(日にち、スコアなど)などを調べる際には、現時点でAIに丸投げするのはお勧めできません。
ですが、自分でデータをアップロードすれば、信頼できる情報源のみに絞ることができるのでハルシネーションを極小まで減らせます。
これはぜひ使っていただきたいです。
「Projects」ーこれがあったら完璧だった機能ー
Projects内では「GPT-4o」しか使えない
つまり「GPT-o1」など他のモデルを使いたい場合は「野良チャット」を使うしかありません。これが少し不便でした。
o1は端的に言えば「GPTの頭がいいモデル」なわけですが、「ちょっと複雑な内容だからo1を使おう」という時に、一度チャットを別に開きなおして指示を投げるのは効率が悪く感じてしまいます。
そして更に残念なのが、「マイGPT」でのチャットをProjectsに追加できないことです。
マイGPTはユーザーが詳細にGPTをカスタムし、専門的な用途に特化したAIを作れる機能です。これらは全ユーザーに公開することができ、他ユーザーが作ったマイGPTを使うこともできます。
私は「Video Summarizer」というカスタムGPTをよく使います。YouTubeの内容を要約してくれるマイGPTですね。
リサーチの時にかなり使うのですが、チャット履歴をProjectsに追加できないわけです。かなり残念。
Projects内のチャットを記憶しているわけではない
これは欲張りというか、私のわがままなのですが、兼ねてから「チャットの内容を全部記憶して別のチャットにも引き継いでくれないかな~」と思っていました。
Projects機能でこれが実装されるかと思ったのですが、そうもいかず。
依然としてチャットを跨いだデータの共有は「パーソナライズ設定」によるメモリでしかできません。
もしProjectsで独立した内容を記憶させておきたいなら、それをアップロードするしかないようです。
ChatGPTの新機能の中で、トップの実用性
GPTを様々なタスクで用いるなら絶対に使うべき機能
何はともあれ総合的には最高の機能です。
特に前述のアップロード機能で情報を整理できるのは超便利。
使い方を創造すれば、可能性は無限大です。
私は主に記事作成に利用していますが、OpenAIの実演動画では日常のタスクでの使い方も紹介していました。
間違いなく「神アップデート」なので、今後もさらに強化されていくことは間違いありません。
今のうちに触れておくことをお勧めします。
day11 「Work with Apps」 ーデスクトップアプリの進化ー
主にMacOS向けデスクトップアプリが大幅進化(Windowsは近日対応予定)
アプリとの連携で作業効率が大幅改善、ただWindowsへの対応には懸念が残る
Day11では、主にMac向けデスクトップアプリの大幅進化について触れられました。MacOSとWindows向けに提供されるデスクトップアプリですが、MacOSではNotionやターミナルアプリ(プログラミングに使うアプリ)などにシームレスに対応。
音声モードやAdvanced Data Analysis(ADA)機能*後述を活用したデータ解析も行え、機能性が大幅に上がりました。
注意として、Windows向けデスクトップアプリでの対応は近日公開予定となっています。
現段階ではMacOSのみですが、かなり注目のアップデートです。
特に動画内でのNotionとの連携実演は、ユーザーの期待を大きく膨らましたのではないでしょうか。
効率化ツールの代表格ともいえるNotionとの連携ですから、Windowsユーザーとして公開が待ち遠しいです。
なお、私は前述の通りWindowsユーザーであり、友人が所有しているMacもMシリーズ搭載以前の物ですので、デスクトップアプリに関する内容は発表内容からの推察です。ご了承ください。
「Work with Apps」 ーアプリとの連携によるGPTとの連携ー
ターミナルアプリ・ドキュメントツールとの連携
アプリを起動中にGPTを起動することで、すぐにアプリと連携できるのが素晴らしい。
発表動画内では主にNotionとの連携を実演していましたが、起動してアプリを選択したらすぐに連携していました。
イメージとしては「GPTがアプリを一緒に見て、横から提案してくれている」感じです。
現時点では直接アプリに介入することはできないようですが、「GPTがアプリの内容を理解してくれる」というのは非常に重要な要素です。
動画内では「スタイルマッチング」と紹介されていますが、これはドキュメント全体の内容、文体を学習し、それにあった回答をする。という機能です。
これにより、今までは事前に説明が必要だった物が、アプリと連携することで「今何の資料を編集しているのか」をGPTが理解してくれるので、圧倒的に作業が効率化します。
それに、GPTの直接介入が制限されることで、前述のcanvasのような「やりすぎ」を防ぐこともできます。
「そこまでやれって言ってない!」ということがcanvasでは頻発するので、個人的にこれはありがたいです。
GPTの基本機能も使える
連携機能を使っている最中も、GPTのブラウジング機能、音声モード、Advanced Data Analysis(ADA)を使うことができます。
Advanced Data Analysisは「高度なデータ解析」という意味で、その名の通りです。
動画内ではターミナルアプリ「Warp」と連携して、データを棒グラフに変換する実演を行っていました。
これで注目すべきなのは、「そんなに専門知識がなくてもできる」ということです。
GPTがデータを見て、適切な指示をしてくれるので、それに従えば簡単にグラフが完成します。
また、音声モードも少し触れられていました。
この実演ではそこまで高度なことはしていませんでした。「テキストアプリを見ながら内容にアドバイスをくれる」といった実演です。
*アプリ上で作成した曲のリストを見ながら「この曲どう?」といった会話
しかし、手を使わずに作業できるというのは大きな利点になりえます。
声で指示したほうが手っ取り早い作業はやはりありますからね。
WindowsユーザーはAIPCを買おう…!
アプリ連携や音声モードはNPUやGPUを搭載したPCが有利
今のうちにAIPCを買おう!
デスクトップアプリのアップデート発表動画を見ていて「便利だなぁ」と思う一方、「でもまだMacだけだしな…」とも考えてしまいます。
Windowsにも近日対応予定とはいえ、これには課題がありそうです。
それはやはり「スペック」
現在ChatGPTはMacOSと完璧な連携をとっていますが、それが実現できているのはMacはスペックが保証されているからというのも大きな理由でしょう。MacOSが搭載されているということはMシリーズが搭載されているということですからね。
一方Windowsは様々なメーカーのPCに幅広く利用されていますから、中には最低限の性能しかない格安エントリーモデルも存在します。これらのPCでは前述の機能の対応は難しいと思われますので、無条件でのWindows対応が遅れている一因と考えています。
特に音声モードやアプリ連携などはある程度のスペックがないとできない機能ですし、クラウドAI(インターネット上で動くAI)とはいえ今後のアップデートに向けて、NPUを搭載したAIPCを買っておくのは、決して浪費ではありません。
周りが便利にGPTを使いまくってる中、「いや…俺のPCはスペックが…」とはなりたくない。ですからこれだけは皆さんにお伝えしたい。
AIPCを買いましょう!