イーロン・マスク氏率いるxAI 最新AI”Grok 3”を無料開放

イーロン・マスク氏率いるxAIのマルチモーダルAI”Grok 3”が無料で開放された。ただし、利用にはXユーザーであることが前提だ。

本日から推論機能「Think」と深層検索機能「Deep Search」が利用可能だが、使用頻度の具体的な制限は明らかにされていない。

ITMediaの報道によれば、推論と深層検索は24時間に2回以上利用できることが確認されている。

利用上限を拡大したい場合は、Xまたは”Super Grok”のサブスクリプション購入が必要になる。

一方、Deep Searchを無料で重点的に使いたい場合、検索支援AI Perplexityは深層検索機能を1日5回の利用枠を設けているため、単純な回数比較だけを見るとPerplexityの方が有利と言える。 

また、各大手AI企業は、深層検索機能における”Humanity's Last Exam”（HLE）などの精度指標を公開しているが、Grokに関してはDeep Search単体の評価スコアが具体的に示されていない。もしPerplexityのDeep Researchを上回る精度が確認された場合、GrokはPerplexityの実質上位互換ということになる。

今回のDeep Search解放により、低コストでOpenAI Deep Researchに匹敵するHLE精度を実現しているPerplexityとの競争が、一時的に激化する可能性がある。