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『ELDEN RING NIGHTREIGN』ネットワークテスト本日から 北尾氏「毒沼はない」

  • 執筆者の写真: NKimetenai
    NKimetenai
  • 2月14日
  • 読了時間: 7分

更新日:2月27日

ELDEN RING NIGHTREIGN』はフロム・ソフトウェアが手がける全く新しい協力型サバイバルアクションで、2025年5月30日にPlayStation®5、PlayStation®4、Xbox Series X|S、Xbox One、Steam向けに発売されます。 本作は『ELDEN RING』のエッセンスを受け継ぎながらも、三日間の夜という制限時間の中で攻略していく「ショートRPG」として設計され、基本は3人でのマルチプレイですがシングルプレイも可能です。 本日のネットワークテストに向けて、ファミ通公式YouTubeアカウントより緊急生配信が行われましたので、そこでフロム・ソフトウェア 北尾氏から語られた情報、プレイの様子などをご紹介します。




本作は広大なフィールド型ダンジョン「リムベルド」を舞台に、3日間の夜を3人で協力して生き残るという従来の”フロムゲー”とは一線を画す内容となっています。 フィールドは同一でありながらもセッションごとに拠点や敵、アイテムがランダムに変動し、火山の噴火、毒の森、隕石の落下、突如襲い来る敵集団など、予測不能なイベントがプレイヤーに迫ります。 移動手段として登場する霊鷹を用いれば広大なマップを自在に駆け巡ることが可能で、バトロワゲームのようにマップが収縮していくなど、昼間の間は時間に追われ、スピード感のあるプレイが魅力です。


ELDEN RING NIGHTREIGNのプレイ映像

従来のソウルシリーズなどでは、キャラクターメイクで自分なりの主人公を作ることができましたが、今作ではあらかじめ用意された「夜渡り(よるわたり)」達から選択し、3日間の夜をプレイするミッション制となっており、ネットワークテストでは4人、製品版では8人が使用可能です。各キャラクターには明確な強みが設定され、個々のスキルやアーツ(切り札)があります。 製品版に登場するキャラクターには巨大な墓石を出現させ、その上で戦うことができるなど、フロムゲーらしいクールな技が用意されているようです。


ELDEN RING NIGHTREIGNのプレイ映像

基本的な戦闘や操作感はエルデンリングを引き継いでいますが、"しゃがみ"などのステルス要素はなくなり、より攻撃的でスムーズな流れが重視されているようです。 特に味方が瀕死になりダウンしたときなどは、近くのプレイヤーが直接"殴って"起こすというユニークなリカバリー手法も実装。全体的にかなりスピード感があります。 また、従来のソウルシリーズでは武器や魔法を使用する際に”必要能力値”がありましたが、今作ではすべての武器を能力値に関わらず扱うことができ、自由度が上がっています。重量などもないので、”ドッスンローリング”の心配もありません。


アイテム管理や装備システムも本作の大きな特徴です。所持できるアイテムは4つに制限され、消費アイテムは使って補充するスタイル。取得は早い者勝ちとなるため、仲間との譲渡も戦略の一環となります。 聖杯瓶、ルーンといった要素は前作から引き継いでおり、聖杯瓶は依然回復手段として利用されますが、消耗アイテムの”ゆでエビ”なども重要なアイテムとなってきます。 武器は右手と左手それぞれ3本まで装備可能で、「付帯効果」というパッシブスキルがついており「敵撃破時に自動的にHP回復」など固有の効果が存在します。これらは重ね合わせることができ、ボスなどがドロップする強力なパッシブ武器や効果はかなり重要な要素です。


ELDEN RING NIGHTREIGNのプレイ映像
武器ステータスの一番下にあるのが「付帯効果」。プレイしているのは北尾氏

レベルアップシステムも一新されており、前作のように祝福でじっくりステータスを吟味するのではなく、各パラメータをレベルアップごとに素早く選択する感覚です。これにファミ通ライター 西川氏は「ちょっと寂しいですね」とコメント。スピード感としてはLOLのステ振りに近いでしょうか。各キャラクターごとに得意とするパラメータがあり、伸び率も変わってきます。


ELDEN RING NIGHTREIGNのプレイ映像
ステータスはメーター表示で素早い判断がしやすくなっている

蘇生が間に合わず死亡した場合は、ルーンをその場に落とすだけではなくプレイヤーレベルが1減少、リスポンして拾うことで落としたルーンと失ったレベル1つ分の追加ルーンを取り戻せます。 しかしながら、夜になりボス戦が始まるとリスポンはできなくなり、三人全員がダウンした時点でゲームオーバーです。Destinyの暗黒域のようなイメージでしょうか。


ELDEN RING NIGHTREIGNのプレイ映像
動画内では第一夜のボスとして”亜人の女王””亜人の剣聖”が登場

本作のスピード感をストレスなく味わうため、霊鷹(れいよう)や疾走といった移動アクションが追加されています。霊鷹はその名の通り鷹につかまって空を飛び、疾走すると前作のトレント(馬であり相棒)と同じ程度の速度で移動できます。 1回のセッションは30〜40分と1セッションとしては長時間ですが、実際にプレイした西川氏は「あっという間だった」と述べており、移動でもたもたするような感覚はないようです。


ELDEN RING NIGHTREIGNのプレイ映像
落下ダメージはないので、途中で降りることも可能

気になるのはクリア報酬ですが、これは”遺物”と”マーク”が生き残った夜の数により与えられます。 遺物はキャラクターに装備できるパッシブアイテムであり、キャラクターごとにある対応した”スロット”に装備できます。ブラッドボーンの”血晶石”とよく似ていますね。これはキャラクター間で共有することができ、プレイしているうちに別キャラクターに適した遺物を手に入れることもあるそうです。 マークはセッションから帰還した後に円卓(セーフハウスのような場所)で遺物やジェスチャーの購入に充てられます。今日実施されるネットワークテストでは利用できないようですが、製品版ではマーケットでの通貨として使えるようです。


ELDEN RING NIGHTREIGNのプレイ映像
不要な遺物は画像左の壺人に売却することができる

個人的に注目したのが、キャラクターのスキンについて。今作では鎧を変えることはなく、キャラクターの見た目はスキンで変更するそうです。アイテム課金による限定スキンなどが予想されましたが、今作は買い切りのソフトとして発売することを明言していましたので、基本的にはゲーム内で集めることになりそうです。


ゲーム中に登場するボスキャラクターについても北尾氏は言及し、今作のボスは8体ということが判明。それに加えてソウルシリーズや前作エルデンリングのキャラクターも登場するそうです。また、西川氏から「毒の森はあるが、毒沼はあるのか」という質問があがり、北尾氏は「(毒)沼は無い」と断言。今作の制作にフロム・ソフトウェア代表 宮崎氏が携わっていない為「誰も(毒沼を)入れなかった」と述べていました。


DARK SOULSのプレイ映像
フロムゲーで欠かせなかった毒沼。初期は特にトラウマを植え付けるようなステージに配置されていた印象。

配信終盤では、いまだにブラッドボーンの”聖杯ダンジョン”をプレイするユーザーたちに感謝を述べ、今作の制作に携わった石崎氏のそれにまつわる小話などが聞けました。 2014年のPlay Station Experienceにて聖杯ダンジョンのプレイをしていたのは石崎氏だったそうで、これに対しコメント欄では「公式地底人」というあだ名が誕生。「9kv8xiyi」という謎の文字列なども確認できました。いったい何を意味するのでしょうか。


Bloodborneのプレイ映像
銃パリィで内蔵攻撃を積極的に狙うと効率的に倒せる

ネットワークテストは本日14日20:00から開始され、テスター募集に当選した方のみ参加可能です。テスト期間中はアンケートページがオープンされ、未プレイの状態でも今作に対する意見を投稿できます。

予約発売で既に通常版、デラックスエディション、コレクターズエディションの3種類が用意されており、通常版は5,720円(税込)。 デラックスエディションは7,480円(税込)で、後者にはデジタルアートブック、ミニサウンドトラック、追加DLCの事前パックが付属。 コレクターズエディションは32,120円(税込)では加えて、追跡者のスタチュー、ハードカバーアートブック、フルサウンドトラック、スチールブック、キャラクターカードセットの追加特典が付いてきます。 予約者はジェスチャー「雨よ」が先行して入手可能ですので、マルチプレイで欠かさず太陽賛美や交信のジェスチャーを使っていた狂信者の方はぜひ予約しましょう。


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